SIBO

前回はカンジダについて一緒に勉強してきました!!

カンジダについてのまとめ記事はこちら。

カンジダ

今回はカンジダと並ぶ腸の問題となるSIBOについて一緒に勉強していきましょう!!

カンジダと並びSIBOも慢性的な腹痛や不調の原因となってしまう現象です。

これを改善する事できっと日常生活も楽になってきます。

ではお願いいたします。

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SIBOとは?

SIBOとは腸内に善玉菌が異常増殖した状態です。

腸内細菌の約99%は嫌気性であり、大腸内に生息しています。

そのため食物繊維が発酵され、短鎖脂肪酸が発生するのは大腸です。

しかしSIBOは本来、小腸内に1%程しかいない善玉菌が異常増殖した状態です。

そのため本来は腸内環境や腹部不調を改善する水溶性食物繊維や発酵食品を摂ることで腹部不調が悪化します。

ここは注意点ですが、SIBOの場合は「身体に良い食品」を一時的に避ける必要があります。

過敏性腸症候群(IBS)とSIBOの関係

過敏性腸症候群は小腸や大腸に気質的疾患は認められけど、下痢、便秘、腹痛、便意、腹部膨満感などの腹部不快感が慢性的、持続的に起こるものを指します。

ストレスと関連して症状が悪化し、気質的変化が認められないため心の問題として扱われてしまうことがあります。

特定の疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)を除外して、様々な症状が引き起こされるものを過敏性腸症候群と考えれています。

そして、とてもSIBOと類似しており、IBSになっている方の多くはSIBOも併発している可能性があります。

SIBOの症状

・頻繁に起こる腹痛

・腹部膨満感

・下痢(1日3回以上の排泄は疑う)

・放屁(臭くない)

・逆流性食道炎

・便秘

これはきついですね・・・私も便秘と逆流性食道炎以外は経験していますが笑

SIBOと関連のある症状

・ニキビ、じんましん、肌荒れ

・頭痛・ブレインフォグ

・食物過敏症

・嘔吐、吐き気

・体重減少

過敏性腸症候群の原因はSIBO??

過敏性腸症候群の60〜85%はSIBOによるものと考えられています。

またSIBOは小腸内で善玉菌が過剰増殖した結果です。

善玉菌は短鎖脂肪酸を分泌してヒト(細胞)に恩恵をもたらすはずだったのに何でSIBOの原因となるのでしょうか?一緒に考えていきましょう!!

腸内細菌叢(腸活)の暴走

腸内環境が良好だと多くのメリットがあります。

①短鎖脂肪酸(SCFA)の酸性

腸管内phを酸性に維持し免疫寛容(抑制)に関わったり肥満を予防します。

②ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK2などの生成。

③病原体の侵入を防ぐ。腸は免疫力の60〜70%を担います。

④セロトニンの生成(腸管蠕動運動を支配)。

⑤便秘の改善(有害ミネラル・毒素のデトックス)。

腸内環境を改善することは栄養素の吸収促進、精神の安定、免疫正常化、デトックスに役立ちます。

しかし、SIBOは善玉菌の異常増殖が引き起こす腸内環境の暴走と言えます。

本来はヒトの身体(細胞)に味方するはずだった善玉菌がなぜ逆に攻撃をしてしまうのか?

SIBOの原因

善玉菌が腸内で異常繁殖する事で発生するSIBOの原因は三つ考えられます。

原因①

MMC:Migrating Motor Complex(伝播性消化管収縮運動)の不足。

小腸内に腸内細菌の餌が常時存在することで異常増殖を引き起こします。

小腸では空腹時に約90分間隔でMMCが発生し、食べ物をより下部の消化管へ送っています。

そのためおやつなど間食が増える飽食によりSIBOが引き起こされると考えられます。

原因②

胃酸、胆汁、膵液不足(ミトコンドリア機能低下)、胃酸抑制剤の使用。

消化不足により小腸で細菌の餌が溢れた状態になり異常増殖へ繋がります。

また胃酸、胆汁、膵液は抗菌効果も持っているが分泌減少により菌数が増加します。

そのため胃酸抑制剤も原因の一つとなります。

原因③

糖質、糖類偏重の食事

小腸内に細菌の餌になる糖質が大量に送られ、消化酵素が不足することで腸内細菌が餌化し、異常増殖へ繋がります。

また食物繊維が不足すると善玉菌が腸粘膜層ムチンを食い破ります。

ビフィズス菌はムチンを構成するムチン分解酵素を持ち、食物繊維不足時はムチンを餌化してしまいます。

そのため低食物繊維食は善玉菌によりリーキーガットシンドロームを引き起こす可能性が高くなります。

また糖質過多のSIBO患者の半数以上がカンジダ感染も併せ持つので、除菌によりSIBO寛解が起こるので除菌も治療後半には必要になってくるかもしれないです。

また胆汁と膵液はたんぱく質と長鎖脂肪酸摂取により分泌促進されるため糖質偏重の食事も消化液の持つ抗菌効果を低減さます。

原因④

高FODMAP食品

小腸内に善玉菌が異常繁殖すると高FODMAP食品を摂取すると発酵し、大量のガスを発生させます。

それにより腹痛、下痢、腹部膨満感を発生させます。

FODMAP食品については、こちらに詳細をかいてますので読んでみてください。

FODMAP食品

原因⑤

抗生物質の乱用

抗生物質を頻繁に使うことにより、いい菌も殺してしまうため腸内環境が悪化してしまいます。

その結果、悪玉菌が増殖し腸内フローラを悪化させます。

原因⑥

重金属が体に蓄積

鉛、アルミニウム、カドミウム、有機水銀、ヒ素などの重金属がなんらかの原因により蓄積してくると腸管の働きが悪くなります。

まとめ

今回はSIBOについて一緒に勉強していきました。

SIBOとは小腸内での善玉菌が異常増殖している状態で腹部膨満感や腹痛などの様々な症状を引き起こします。

さらに昨今増加傾向にある過敏性腸症候群とも密接な関係にあると考えられています。

その原因は、飽食、胃酸抑制剤などの服薬や糖質過多の食事など様々な原因が考えれます。

SIBOと言う状態を知っているだけで腹部の不調を改善できるかもしれないですね。

食物繊維や発酵食品を摂るとお腹を下す方は気をつけましょう。

今の体の状態や体に負担をかける食材を知り、

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