副腎疲労(Adrenal Fatigue)

副腎は主に体の代謝を上げるようなホルモンを分泌します。

ストレスに晒された時に抵抗する為に抗ストレスホルモンが分泌されます。

しかし、ずっとストレスと感じていて副腎ホルモンが出続けていると段々と副腎ホルモンが分泌されづらくなってきます。

そうすると頑張ろうと思っても副腎ホルモンが分泌されないから頑張れない、すぐに疲れてしまう状態になります。

それが副腎疲労です。

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副腎疲労の症状

副腎疲労には大人の副腎疲労と子供の副腎疲労があります。

大人の副腎疲労

①朝が辛くて、起きれない。

②カフェインを摂らないと仕事ができない。

③睡眠時間は十分なのに、疲れが取れない。

④午後3時ごろまではぼんやりしているが、夜になると元気。

⑤ストレスがかかると無性に甘いものが食べたくなる。

⑥立ち上がる時に頭がクラクラする。

⑦うつ症状があるが薬が効かない。いつも虚無感を感じている。

⑧気力や体力が衰えて、仕事が捗らない。

⑨思考や記憶があやふやになりがち。

⑩性欲が衰えている。

子供の副腎疲労

①よく「疲れた」という。

②落ち着きがなく多動気味。

③何事も面倒くさがり、やる気がない。

④テストでケアレスミスや字の書き間違いが多い。

⑤集中力が続かずボーッとしている事が多い。

⑥怖がりで不安になりやすい。

⑦好き嫌いが多い。

⑧アレルギー体質で、いつもイライラしている。

⑨夜泣きが多い。夜中によく起きる。

⑩癇癪を起こしやすい。

大人も子供も様々な症状を引き起こしやすいですが、共通点としたら動くためのホルモンが分泌されにくい状態になっているので体が重く動けなくなってきます。

副腎疲労の初期症状

しかし、最初から全く動けないような状態になるわけではなく、少しずつ少しずつ動けなくなっていきます。

むしろ初期は抗ストレスホルモンが分泌されるので動きやすい状態になっています。

そして、代謝も亢進しているので血圧が上がったり、痩せるなどの減少も起きます。

これはコルチゾールやアルドステロンが過剰分泌されるからです。

しかし、副腎疲労の末期(分泌低下)では・・・血圧が下がり(低血圧)、太る傾向があります。

これはコルチゾールやアルドステロンが分泌されないからで代謝が低下するからです。

体脂肪分解に適量のコルチゾール,アドレナリンが必要だけど分泌できなく、低血糖に陥りやすく「糖の欲求」が出て、太りやすくなってしまいます。

過剰なコルチゾールは甲状腺機能を低下させ、体脂肪の燃焼、三大栄養素の代謝を低下させます。

副腎疲労の4段階

1stステージ 警告期

比較的ストレスが軽く、ストレスを受けている自覚症状がない時です。

2ndステージ 抵抗期

ストレスが重く、副腎が必死にコルチゾールを分泌して戦っている状態です。

※多くの方はこの1stか2ndステージにいます!!

3rdステージ 疲労期

副腎に疲労が溜まり、ストレスに負けて、身体に不調が現れてきます。

4th  機能不全

副腎が機能せず、生命の危機的状況に陥ってしまいます。

このように段々と段階を踏んで副腎は疲労し最後には全く動けない状態に陥ってしまいます。

そしてほとんどの方は1段階か2段階目にいて、仕事が忙しくなってくると3段階目に移行し様々な症状が出てきて、それでも頑張って働いていたら、ある日突然と動けなくなってしまいます。

結果からすると4段階目まで移行してしまうと復帰までに時間もかかり、中々好調な状態に戻すのが困難となります。

日々のストレスマネジメントが大事だと言う事が分かってきますね。

ではどうやって副腎疲労は改善するのかを具体的に説明していきます。

答えから先に言うと副腎疲労には栄養療法がとても効果的に働きます!!

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副腎疲労を起こすストレス

①物理的ストレス:騒音 気温等

②化学的ストレス:栄養 酸素 薬物

③生理的ストレス:感染 障害 炎症

④心理的ステレス:人間関係 不安

などがあります。

これに対して副腎ホルモンは分泌されます。

副腎疲労は栄養療法で改善する!

そして大きな副腎疲労の原因は、食生活の乱れ、胃腸機能の低下によるもが多いです。

なぜなら現代の食生活は加工食品が多く栄養不足や、胃腸の弱りで栄養素の吸収不良、未消化物が腸になだれ込む事による慢性炎症が引き起こされ、副腎ホルモンの材料が入ってこなく、むしろ無駄使いが増えてしまっています。

それらの原因により副腎の疲労の回復は難しくなります。

よって最優先事項は「食生活の改善」となります。

副腎疲労のためにやるべきこと

1、食生活の改善

2、慢性炎症の収束

3、メンタルケア

4、タイムマネジメント

副腎疲労の回復には・・・1、2が必須になります!!その後3、4に着手し安定させる。

1、2が改善していないのに3、4だけに取り組んでも効果は薄いです。絶対に先に取り組むのは1、2です。

ここを変えることで劇的に変化します。

特に糖質と脂質の質が慢性炎症に関与するので慢性炎症の収束と食生活の改善は必ず先に取り組んでください。

Garbage in , garbage out

You are what you eat(あなたは食べた物で出来ている。)

Garbage in , garbage out(ゴミを入れれば、ゴミしか出てこない。)

副腎疲労は栄養素のインプットとアウトプットのバランスが破綻した状態です。

不調改善のために何でも食べていいと言う訳ではありません。やはり栄養素の質を高めていく事はとても重要な要素です。

副腎がストレス応答を示す時、細胞内で代謝が起こりVB群、VC、亜鉛、Mgを筆頭に多くの栄養素が消耗され、アウトプット量が増加します。

これは正常な反応ですがストレス過多になった時に消耗が上回り、副腎疲労に陥ってしまいます。

また副腎疲労に陥る方は基本的に食生活が乱れ、インプットの質と量が低下しています。

副腎疲労からの回復に栄養状態の改善は欠かせません。

なぜなら副腎ホルモンの原料(インプット)は栄養のみだからです。

栄養素を質を高めていくと慢性的な不調から改善できるきっかけになります。

まとめ

今回は副腎疲労について解説していきました。

副腎ホルモンは抗ストレスホルモンで、ヒトがストレスを感じると分泌量が増加します。

しかし常に分泌されていたり、大量に分泌されている状態だと、いずれはホルモンが分泌されなくなり慢性的な副腎疲労へと陥ります。

副腎疲労の主な症状は疲れやすい。動けなくなる。ネガティブな思考になってしまう。など体の代謝が落ちた症状が出てきます。

その段階は4段階で考えられ、現代人は常に1〜2段階の間をウロウロしていて、ストレスが増加すると3段階目に移行し体の様々な症状が出てきて、さらに頑張ってしまうと4段階目に移行し急に寝込んだり、仕事を休んだりなど動けない症状が出てきます。

ですので現代人は副腎疲労のマネージメントもとても大事になってきます。

副腎疲労のマネジメントには体の炎症を取り除く事がとても大事になってきます。

その為には日々の食生活を改善していく事が大事です。

特に栄養素の質を見直す事が体の不調の改善、副腎疲労の脱却にはとても大事です。

メタトロン測定では今の体質に合う食材、合わない食材を判別し効果的な不調改善が期待できます。

一度測定し今の体質を可視化してみてください。

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