メタトロン大分 
今回は、リーキーガットシンドロームについて一緒に勉強していきましょう。
現代食は腸の炎症が起きやすくなってきます。
腸の炎症が起きると色んな物質が直接体に入ってきて様々な免疫反応を起こしてしまう可能性があります。
長年の疲れやすさや、アレルギーなどは、もしかしたら腸の炎症が原因かもしれません。
一度リーキーガットシンドロームになると色んな症状が出て悩んでしまいます。
しかし、大丈夫です！！
私も過去を振り返ってみると、恐らくリーキーガットシンドロームだった可能性が高いですが、地道に食事を変え、生活習慣を変えていくと、謎のアレルギーが改善されたり、腹痛が減ったりと良くなってます。
これは過去の僕の経験に照らし合わせながら、知識を書いていきましたので是非参考にされてください。
最近ではリーキーガットシンドロームは一般にも浸透してきているので知っている方も多いのではないかと思いますが、聞いた事がある方も一緒に復習していきましょう！！初めての方は是非一緒に学んでいきましょう。
目次
リーキーガットシンドローム
腸は通常は腸壁はしっかりと壁と壁が隙間なく並んでいる状態です。
腸の壁と壁を繋がっている状態をタイトジャンクション（TJ）と言います。
ここがしっかりと閉じていると、選択的透過性で体に必要な物を取り込む事ができます。
体に害がある物は腸を通して外界へ排出されます。
しかし、何かしらの理由で腸の粘膜組織が弱って腸壁と言われる壁がボロボロになってしまい、タイトジャンクションが弱くなって壁に隙間が出来てしまった状態の事をリーキーガットシンドロームと言い、別名「腸漏れ症候群」と呼びます。
タイトジャンクションの役割
腸は選択的透過性という機能があり、ウィルス・細菌・毒素・胃・有害重金・アレルゲンや胃でちゃんと消化できなかった高分子の食物など様々な異物を体の中（腸は体の外）入れないように門番のような役割をしています。
ですので、体を守る為に腸には体の80%もの免疫が備わっており、腸が悪くなると免疫力も落ちてしまうのです。
タイトジャンクションがボロボロになると
タイトジャンクションが弱くなってしまうと壁と壁を繋げている隙間がドンドンと大きくなってくるので、選択的透過性という能力がとても弱くなってしまいます・・・。
つまり、細菌でもウィルスでもアレルゲンでも全然消化されてないたんぱく質でも体に侵入してしまい、血液中に侵入されてしまうので体はビックリしてしまい免疫が過剰に反応してしまいます・・・。
リーキーガットシンドロームの症状
その症状は、腹痛、下痢、便秘、お腹のはり、消化不良、原因不明の熱、筋肉痛、関節痛、胸やけ、息切れ、吐き気、抜け毛、不眠症、記憶力低下、集中力低下、不安感、疲労感、口臭、神経過敏、食欲不振、ニキビ、じんましん、喘息、アトピー性皮膚炎、クローン病、過敏性腸症候群など……と多岐に渡ります。
肉体的な症状から精神的な症状まで、さらに自己免疫疾患までと様々な不調と関連しているのではないかと言われています。
ちなみに腸は免疫と吸収の最前線なので細胞のターンオーバーが早く、1日で細胞が入れ替わってしまうと言われています。
これだけ大事な場所だから常に新品な状態にしておかないといけないんですね。
なんでリーキーガットシンドロームが起こるのか？？
リーキーが起こる原因は腸の炎症（病的な炎症ではない）だと言われています。
腸の炎症を起こす原因として、
①肥満：肥満は脂肪細胞から炎症物質（TNF -α）を分泌しタイトジャンクションを緩めると言われています。
②栄養不足：粘膜を再生する材料がなくなってバリアが弱くなります。
③長期のファスティング：餌がなくなった善玉菌が粘膜を食い破ってしまいタイトジャンクションが弱くなってしまいます。
④お酒：毒素アセトアルデヒドがタイトジャンクションを破壊
⑤カンジダ：タイトジャンクションに根を張りこじ開けてしまいます。
これ以外にもグルテンやカゼインなども挙げられます。
特にグルテンは分解されるとグリアジンという物質になります。
このグリアジンがタイトジャンクショを開いてしまう作用があります。
米を食べてきた日本人にはグルテンに対しての耐性は弱いと考えられています。
リーキーガットシンドロームの予防法
では、ここから実際にリーキーガットシンドロームを予防する方法についてお話ししていきます。
さてここからは実際にどのように対策はしていくのがいいか解説していきます。
リーキーガットシンドロームの対処法は・・・
①体に悪い影響を出すものは取り除く。
②必要な物を取り入れ入れる。
③適度な運動
④アルコールを控える。
などになってきます。
一つずつ一緒に学んでいきましょう！！
①体に悪い影響を出すものは取り除く。
まずは体の炎症を引き起こす物を取り除く事は、とても重要となってきます。
普段好きな物が意外と体に悪い影響を出している可能性もあります。
上に体に負担をかける食材の記事を載せているので一度読んでみてください。
体に負担をかける食材
②必要な物を取り入れ入れる。
亜鉛：腸上皮細胞の再生を促す役割があります。改善には多めの量が必要になってくるので、足りない場合はサプリも検討してもいいと思います。亜鉛は赤身肉に多く含まれています。
ビタミンA:粘膜組織の再生を促し、免疫の抑制作用があります。
ビタミンD：粘膜組織の再生と免疫の抑制作用があります。主にキノコ類に含まれ、舞茸はビタミンDが豊富です。
マグネシウム：とっても重要な栄養素です。マグネシウムの充足は体の不調を改善する為に必要です。まずは塩を変えましょう！！黒胡麻などもオススメです。
たんぱく質：細胞のほとんどはタンパク質でできています。絶対に必要な栄養素なので、しっかりと摂れる体を作りましょう。しかし、不調の人はなかなか摂りづらいと思うのでボーンブロススープなどをしばしば作るのをお勧めします。
水溶性食物繊維：抗炎症作用があり、善玉菌の餌にもなり酪酸菌を生成し腸をいい状態に保ちます。
食物繊維についてはこちらの記事をご参照ください。
食物繊維
これらを一回の食事で補うのにオススメの調理法があります。
ボーンブロススープと言われる調理法で。
上記栄養素を一回の食事で摂る事が可能なので、定期的に調理されるのが良いと思います。
本ブロススープに関しての記事はこちらです。
ボーンブロススープ
プロバイオティクス：いわゆる善玉菌です。一度腸内で減少した善玉菌を補填してあげます。発酵食品がお勧めです。納豆や味噌や麹もいいですし、サプリメントもあるので、色んな菌をローテーションで摂るのをお勧めします。
善玉菌が多い食生活の記事はこちらです。
江戸っ子の食養生
③適度な運動
適度な運動は腸を活性化させます。
ハッキリ言って、運動なしで腸機能を活性化させるのは、かなり難しいと思います。
運動については自律神経エクササイズの所で詳しく書いています。
一度お読みください。
自律神経エクササイズ
④アルコールを控える。
アルコールは飲み過ぎると確実にメンタルを破壊します！！
適度に飲み過ぎずに、休肝日の作りながら楽しみながら飲むましょう。
まとめ
今回はリーキーガットシンドロームについて一緒に勉強していきました。
現代食は加工品・添加物・精製糖なども多く、体を傷つけ体の中で炎症を引き起こしてしまいます。
慢性炎症の代表になってくるのが腸です。腸は炎症によりタイトジャンクションを破壊し異物が体に入りやすい状態になってしまいます。
異物が体に容易に入ってくる事で、体の免疫が過剰に働きアレルギーや自己免疫疾患も起こしていると言われています。
心身共に不調がある方は一度自分の食生活を見直してみるのもいいかと思います。
メタトロン測定は今の体質を可視化し効率的に健康管理ができます。
このブログが、これからの皆様の健康管理の参考になっていたら幸いです。
